「歯を削って治す時代」から、「歯を守る時代」へ

こんにちは!
なないろ歯科こども矯正歯科クリニック 兵庫・芦屋医院 院長の國友です。

まず最初に、私が大切にしている考え方をお伝えします。

「歯を削って治す時代」から、「歯を守る時代」へ。

治療よりも予防こそが、歯と健康を守る最も有効な手段と考えています。
その信念のもと、私は大学卒業後、予防歯科の大学院に進学し、専門的に予防歯科について学びました。

さて、みなさんは「予防歯科」と聞くと、どんなイメージをお持ちでしょうか?
「虫歯にならないための定期検診?」「歯石を取るクリーニング?」

もちろんそれらも大切な要素ですが、実は予防歯科はお口の健康だけでなく、全身の健康にも深く関係していることが分かってきています。

お口の中は「細菌の入り口」

私たちの口の中には、常に300700種類以上の細菌が存在しています。
その多くは常在菌として普段は悪さをしませんが、歯磨きなどのケアが不十分になると、病原性の高い細菌が増殖し、虫歯や歯周病だけでなく、全身の病気にも関わってくることが分かってきました。

近年、特に注目されているのが、呼吸器感染症との関係です。

インフルエンザ予防に「歯科」が貢献できる?

2006年に発表された興味深い研究をご紹介します。
それが「口腔ケアによる細菌性酵素活性の減少とインフルエンザ感染予防」です。

この研究では、65歳以上の高齢者に対して歯科衛生士が専門的口腔ケアを行った結果、インフルエンザの発症率が大幅に減少したことが報告されています。

口腔内の清掃が不十分な場合、細菌が産生する酵素によってインフルエンザウイルスが体内に侵入しやすくなることがあると考えられています。
しかし、プロ(歯科衛生士)による定期的な口腔ケアを継続したところ、インフルエンザの発症率がなんと1/10以下にまで減少したのです。

つまり、予防歯科は「免疫ケア」

この研究が教えてくれるのは、予防歯科は単に虫歯や歯周病を防ぐだけでなく、全身の感染症予防にもつながるということです。

さらに、歯ぐきの炎症を抑えることで、慢性炎症が引き起こす糖尿病や心疾患のリスクを下げることも、他の研究で明らかになってきています。

つまり、歯科で行う予防は、全身の健康を守ることにもつながっているのです。

定期検診は「未来の健康への投資」

「虫歯になってから歯医者に行けばいい」
これは昔の考え方です。

現代医療では、「病気になる前にリスクを減らす」「病気が小さいうちに止める」――こうした予防医学の考え方が世界中で重視されています。

実際、定期的に歯科検診を受けている方は、80歳時点での残存歯数が圧倒的に多いという調査結果もあります。
予防歯科はただ歯を守るだけでなく将来の健康とQOL(生活の質)を守ることにつながります。

歯科医院は健康の入り口です

当院では、定期検診やプロフェッショナルケア(PMTC)を通じて、虫歯や歯周病の予防にとどまらず、全身の健康を見据えた診療を心がけています。

お口は、健康の入り口であり、病気の入り口でもあります。

ぜひ、未来のあなたの健康のために「予防歯科」を始めてみませんか?
気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。

なないろ歯科・こども矯正歯科 クリニック 兵庫・芦屋医院

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